ドア凹みパテ修正 工程紹介

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 レクサスLS460 右フロントドアの修理です。

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ストレートサンダーに120番のペーパーを付け、ドアパネルのダメージのある部分の塗膜を剥離します。

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スタットという機具を使い、パネルの凹んだ部分を引き出していきます。

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鉛筆状に尖った部分をパネルに当て、瞬間的に大きな電流を流すことによって熔着させます。

スライドハンマーで除々にパネルを引き出します。

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所によっては、引き出しのテンションを掛けた状態で周りをハンマリングし、パネルを修正していきます。

 

パテを入れる準備をする為に、ダブルアクションサンダーにペーパーを付け、(120番→180番)塗膜の際を均します。

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ドアパネル以外の部分をマスキングして、エアブローしてホコリの除去、シリコンオフで脱脂した後、板金パテを付けます。

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フロントフェンダーとの際の為、この車両については、フロントドアを取り外して以降の作業を進める事にしました。まずはドアの内張り類から。

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内張り類に保護テープを貼り、取り外していきます。

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ドアミラー、アウターハンドル、フロントピラー内のハーネスを取り外し、ドアパネルを車両から取り外します。

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パテ修正作業開始です。

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ペーパーの番手を80→120→180→240番に上げながら修正作業を進めていきます。

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パネルが逆アールになってる部分は丸いファイルを使ってパテを砥いでいきます。

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パテ修正完了で、サフェーサーを入れる準備を行います。ダフルアクションサンダーにクッションパッドを取り付けた上、240→320→400番とペーパーの目を細かくしていき、パテ修正部分を粗いペーパー跡を均していきます。

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塗装ブース内に入れ、マスキング作業の後、サフェーサーを塗装します。

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サフェーサーとはパテ修正面の小さな巣穴やペーパー跡を埋め、表面を滑らかにする効果と、パテ修正面と上塗りとの密着を良くする為の下地です。

サフェーサー塗装完了後、赤外線乾燥機で完全に乾燥させます。この乾燥作業が不十分ですと上塗りの仕上がりに影響しますので、完璧に乾燥させます。

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乾燥完了後サフェーサーの水砥ぎ、パネル全体の足付け作業を進めていきます。

サフェーサー部分は600→800番 パネル全体は400→600→800→1000→1500番でペーパーを当てていきます。

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足付け作業が終わると、ドアパネルを塗装用のスタンドに固定しマスキング作業を行います。

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塗装ブース内に入れ、パネルに付いた油分による上塗り塗装のハジキ等のトラブルを防ぐ為、シリコンオフで脱脂作業、入念にエアブローしてホコリを除去して塗装準備完了です。

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塗装作業開始です。まずはベースコートから。

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ベースコートの塗装作業完了後、表面が乾くのを待って、表面に付いたホコリ等をペーパーで除去します。

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チェック作業完了後、クリアコート塗装開始です。

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塗装作業完了です。塗装直後の塗装の肌はこんな感じです。

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塗装ブース内の温度を上げ一旦乾かします。塗装ブースから出した後、赤外線乾燥機で強制乾燥させます。

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乾燥完了後、車両本体にドアパネルを取り付け、磨き作業を始める前にコンパウンドが飛ばない様に、マスキングします。

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クリアコート塗装時にどうしても付いてしまうホコリ、ブツ、ゴミ等を1500→2000→3000番のペーパーを当てて除去し、磨き作業を進めていきます。

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 コンパウンドも肌調整用コンパウンド→仕上げ用コンパウンド→超微粒子タイプコンパウンド→艶出し剤と進めていきます。

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磨き作業完了後、ドア付属品組み付け作業を行います。動作確認チェックもします。

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この車両はコーティングが施工してあったので最後にコーティングを行いました。

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以上で完成です。

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