作業工程説明 リヤバンパー修理
リヤバンパーの修理工程をご説明します。
リヤバンパ中央部に凹みとキズが見受けられます。
赤外線ランプで熱を加えながら、裏側から凹んだ部分を戻し大まかな修正を行います。
左が修正前、右が修正後です。
ダブルアクションサンダーという機械を使い、修正部分の塗料を大きめにめくります。
その後、パテを入れ、乾燥させた後、ペーパーの番手を粗いものから細かいものに替えながら修正作業を行い、マスキング作業の後、サフェーサーを塗装します。
サフェーサーとは、塗装の下地となる塗料の事です。上塗り塗料を修正部分の密着を良くし、塗装面をなめらかにする為の塗料です。
サフェーサー乾燥後、更に目の細かいペーパーでサフェーサーを砥いでいきます。
サフェーサー部分だけでなく、塗装する範囲全体もペーパーで砥ぎ、全体の足付け作業を行います。
塗装ブース内に入れ、塗装のミストが車両に付かない様に塗装する部分以外をマスキングし、塗装作業時に塗料のハジキなどのトラブルとなる油分を除去する為に、シリコンオフという液体で拭き取り、塗装準備を行います。
あらかじめ、近接のパネルに調色しておいた塗料で塗装開始です。ベースコート、クリヤーコートと進めていきます。
3コートパール色の場合、パールコート作業が工程の間に入ります。
塗装作業完了後、塗装ブース内の温度を上げ、強制的に乾燥させます。
この乾燥作業が十分でないと、塗装の艶引きなどのトラブルの原因となります。
塗装時にどうしても付いてしまう小さなブツ、ホコリ等を除去し、磨き作業の後、取り外した小物部品等を組み付けて完成です。
返信を残す
Want to join the discussion?Feel free to contribute!